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第21号(2025-03-07) >
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http://hdl.handle.net/11173/4074
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タイトル: | 小学校道徳教科書における家族観 |
その他のタイトル: | Views on Family in Moral Education Textbooks |
著者: | 表, 真美 OMOTE, Mami |
キーワード: | 道徳教科書 家族 親子 ジェンダー |
発行日: | 2025年3月7日 |
出版者: | 京都女子大学発達教育学部 |
抄録: | 小学校道徳教科書における家族観を明らかにすることを目的に,2020年から2023年まで使われていた8社の道徳教科書「家族愛・家庭生活の充実」に該当する教材を対象に,①主人公,②中心に描かれた関係,③同居する家族構成,④父母の職業,⑤家事労働について分析した。その結果,主人公は女児に比して男児が多く,母子関係が中心であった。ひとり親が明記されている読み物は1件もなく,職業が明らかな教材は多くないものの父親は会社員,母親は看護師など,ステレオタイプな職種が描かれていた。家事労働の描写のうち多くの主体が母親であり,父は極わずかであった。以上,道徳教科書における家族観は固定的であり,道徳と他教科との連携には,課題があることが明らかとなった。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11173/4074 |
JaLC DOI: | info:doi/10.69181/4074 |
出現コレクション: | 第21号(2025-03-07)
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